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マイ祥子さまカムバック |
「説明なんて必要ありません。私がスールを決めた、それだけのことなのだから。今日はもう解散」 「なに勝手なこと言ってるの。解散したければ、一人でお帰りなさい。もちろん祐巳さんはここへ置いていってね」 うわ…紅薔薇さま、きつい。 こんなこと言われたら、祥子さま…。 「………(無言でしれっと着席)」
………え?
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「いいわ、認めましょう」 「お姉さま…っ」 「ただし、シンデレラの降板までも認めたわけではないわよ」 「約束は…」 「それはあなたが勝手にわめいていただけ。今さら役の変更するなんて、学園祭はどうなるの。次期紅薔薇であるあなたなら、十分理解できるでしょう」 わ、こ、今度こそ…。 「…帰ります(さらっと)」 ……あ、あれっ?
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そ、それなら私が…。 「…申し訳ありません。私…やっぱり祥子さまのスールにはなれません」 言った…! こ、今度こそ…(どきどき)。 「…どうしてって聞く権利くらい、私にはあるわよね(割とあっさり)」 !! ……そ、そんな。 ……そんな!
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「こんなの……こんなのお姉さまじゃないっ!!」 ダッ…! 「ああっ、祐巳?!」
違うんです! 違うんです! 私の祥子さまは、あまのじゃくで高飛車な、ヒステリーのわがままクイーンなんですっっ!
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祐巳ちゃん、何げにヒドイ(^^;)。 |
2004.01.09 |