(みゃあ)にゃ♪さんから頂きました!ちょっとだけ私がアレンジしてあります。

だめナイトと猫被り姫

 

「私がいると…

 私がいると、令ちゃんがダメになると思うの」

静かに俯く由乃さんの表情から、祐巳はなんとなくその気持ちを察した。

「だからロザリオを返した…?」

「このままの関係が良くないって感じだから、一旦白紙に戻しましょうってだけの話なの」

 

 

「どういうこと」

「私のために強くなるっていうけど…じゃあ、私がいなかったらどうなるの?  ホントは令ちゃんって芯がしっかりしていて強い人なんだけど、今は私の存在を盾 にして強がっているだけだから」

憂いの表情で、由乃さんは呟いた。

「それに早く気づかないと………」

 

 

 

 

ひょっとして、由乃さんのほうが令さまより強いかもって、そのとき思えた。

 

 

 

数週間後――――。

 

「だってそうじゃない」

「そうじゃないもん、令ちゃんのばか!」

「いい加減にしな。せっかく祐巳ちゃんが来てくれてるのに」

「別に見られたっていいじゃない。これが、私たちのありのままの姿なんだから」

あの時思ったことは事実だったのだと、目の前にいる令さまと由乃さんの態度で祐巳は実感した。

 

(みゃあ)いばらカットだと、このシーンもないんだよなぁ(泣)。

2004.02.06

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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