Rosa foetida |
「蟹名という苗字をもじって、クラスメートからは『ロサ・カニーナ』と呼ばれているんですって」 「なんだ。バラの花なんて調べる必要なかったんだ」 そういいながら、辞典をめくる祐巳。 「この花………これが、ロサ・カニーナ?」 そこには、祐巳の想像した黒バラではなく、淡い桃色のバラが載っていた。
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そのまま祐巳は、図鑑をめくっていた。すると、 「あ、『ロサ・フェティダ』も載ってる」 「え? どれ?」 そこには、小さく可憐な黄色の美しいバラが載っていた。 「やっぱり『可憐』な花なのね♪」
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しかし、2人は、ある1点を見て目が点になってしまった。 解説の欄に『foetida』の意味が書かれていた。そこには…
『「臭い」の造語』
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「………」 「………」 「来年、令ちゃんと志摩子さんの薔薇の色・入れ替えてもらおうかな?」 何故かと聞くだけ野暮だろうなぁと、祐巳はため息をついた。
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(にゃ♪)ギガンティアって、『でかい』って意味なんですけど… |
2004.02.14 |