冬の決意

 

「白薔薇さま、メリークリスマス」

「う〜ん…もう一声」

「え?」

「あしたは、あたしの誕生日なんだ」

 

 

「マイ、ハッピーバースデー♪」

「………」

いつもなら喜んでくれるはずの祐巳ちゃんから何の反応も無い。

「あ、あれ? 祐巳ちゃん祝ってくれないの?」

 

 

「私の誕生日はもう過ぎちゃって………次の誕生日には、白薔薇さまは卒業してもういない」

祐巳ちゃんの瞳が悲しみの色に染まる。

「祐巳ちゃん………」

「あ、ごめんなさい。自分勝手ですよね。

ハッピーバスデー・トゥー・ロサギガンティア」 

 

 

ううん。自分勝手でもなんでもないよ。

私は…彼女の瞳から流れる涙を見て、大学に進む事を決めた。

大切な下級生を、大切な友達を見守るために。彼女の誕生日を一緒に祝うために。

そして、今まで惰性で流れてきた『学生生活』を友達と一緒に楽しむために。

 

(みゃあ)…その割には、大学では授業サボッたりしてますが(笑)。

2004.03.19

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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