いもうとのかたき

 

ズバッ!!

 

何が起こったのか、分からなかった。

突然、目の前が白くなり、衝撃があとからやってくる。

ぐらり、と目の前の風景が歪んだ。

 

 

あ…わたし、やられたんだ…。

「由乃ぉーっ!!」

令ちゃんの悲痛な叫びが聞こえる。

ああ…令ちゃん。そんな悲しそうな声を出さないで。

 

がくん。

ゆっくりと倒れ込む私を誰かが優しく抱き止めた。

誰かって…そんなの確認しなくても分かる。

 

 

「ごめん…ごめんね、令ちゃん。私…」

「由乃、喋っちゃだめ!」

「いいの…もう終わったのよ」

「そんなこと言わないで!」

「でも私、後悔はしてないよ…」

令ちゃんの温かさに包まれながら、私は静かに…目を閉じた。

 

「由乃……!

きっと…きっと私が由乃のかたきを…かたきを討つから!」

ギラリッ!!

 

 

びくぅっ!

 

えー、なに、わたし? わたしが悪いの?(汗)

 

合同練習のシメとして行われた練習試合。

由乃さんから「面あり一本」を奪った田倉沢高校の名も無き一年生は、おろおろしながら後ずさった。

 

山村先生「あなたたち、礼がまだよ(怒)」

2003.04.29

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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