電脳闘士・瞳子

 

[YUMI]今日も山百合会のお手伝い、ご苦労様
[RIKO]大したことありませんわ。別に祐巳さまのためにやっているわけではありませんので(瞳子

結局、瞳子が言ったことを乃梨子が打つということで落ち着いた。

[RIKO]憎まれ口叩いてますが、顔は嬉しそうです(乃梨子

「い、言った以外のことを書かないでくださいっ!」

「いいじゃない別に」

 

 

[YUMI]あ、そうだ。瞳子ちゃんにお願いがあるんだけど

「お願いだって」

「………」

非常に嫌な予感がした。

[YUMI]ちょっと『おー、えぬ、いー、いー、えす、えー、えむ、えー』…って打ってくれない?

「O・N・E・E・S・A・M・A?」

「?? ……………はっ!」

[RIKO]お姉さま
[YUMI]あ…、な、なんか照れるね。ははは…

 

 

「ちょっと代わってください!」

がばっと、強引にキーボードに飛びつくと、瞳子はズダダダッダとキーを打った。

[RIKO]いっ、今のは乃梨子さんですわ!
[YUMI]え…そうなの?
[RIKO]大体、卑怯じゃありませんこと祐巳さま?!
[YUMI]…だって、瞳子ちゃんがちっとも言ってくれないから
[RIKO]当たり前です!どうしてそんなことを言わなければなりませんの!

「…いつの間にか、タッチタイプになってるし」

祐巳さま効果、恐るべしと乃梨子は思った。

 

 

[YUMI]…いじわる、瞳子

「とっ?!とーとととととっ…!」

思わず鳥を手なずける人のようになってしまう瞳子。

[YUMI]ちゃん
[YUMI]あ、Enter押しちゃった

ずごしっ!

「あ、こけた。モニター壊さないでよ」

[RIKO]祐巳さまっ!!
[YUMI]あーん、何怒ってるの瞳子ちゃん(;_;)

「…おーい、お茶が冷めるよ」

かちゃかちゃかちゃ…!と怒濤の勢いでキーボードと格闘している瞳子をあきれたように見ながら、乃梨子は自分の湯飲みを取った。

 

こんなのはアリですか?(^^;。

2004.02.27

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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