(みゃあ)ネタ提供・もぐたんさん ありがとうございました〜。
チャオ・ソレッラ!の裏側で |
「なっ、なんなんですか、柏木先輩!」 「いいから」 まあまあ…などと言いつつ、祐麒が引きずられてきたのは、小笠原邸。 「ここって…」 「うん。見ての通りだ」 「祥子さんの家にいったい何の用が…」 「入ればわかる」
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「お邪魔します…」 柏木に押されて久しぶりに足を踏み入れた居間には、テーブルに突っ伏している祥子さまの姿が。 「あの…?」 「…祐巳? …祐巳なのね!」 祐麒の顔を見た途端、祥子さまはガバッと跳ね起きた。 「え? いや、オレは…」 首を振る祐麒にはまったく構わず、祥子さまは潤んだ目で何度も頷いた。
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「もう、祐巳ったら、そんな男の子みたいな格好をして!」 「え? …いや、ですからオレは」 祐麒に反論する暇を与えず、祥子さまはその手をがしっと取って、歩き出す。 「あなたのために買っておいたお洋服があるの。ちょうどいいから、それに着替えましょう」 「って、ええっ?!」 とんでもないことを言い出す祥子さまに、必死に逃げようとする祐麒の肩を、がしっと柏木が掴んだ。
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「ユキチ。 祐巳ちゃんが修学旅行に行ってしまって、さっちゃんにはすっかり『祐巳分』が不足している」 「ゆ、祐巳分…?」 「というわけだから。しばらく代役よろしく(ぽん)」 「先輩、あんた…!」 「さ、祐巳。いきましょう」 「いーやーだーっ!!」 ずるずると引きずられていく祐麒を見送りながら、柏木は… 「すまんユキチ…だってなぁ…ボクも見たいし」 鬼だった。
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柏木「一粒で二度おいしい姉弟。ありがとう」 |
2004.03.17 |