ギャンブラー…?(おもて) |
「可南子ちゃん残念だったね。次は瞳子ちゃんね?」
「私は、負けませんわよ。」 「え? 私とのデート、そんなに楽しみ?」 「ちがいます! 私は祐巳様に負けたくないだけです!!」 両腕を大きく振りながら大声で叫んだ瞳子ちゃん。特徴ある縦ロールが反動で大きくゆれている。
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「じゃ。いくよ瞳子ちゃん。」 祐巳の前にはティーカップが3つ並んでいた。 そのひとつにボールを入れ、すばやくシャッフルしはじめた。見事な手さばきで、途中で、ティーコップからティーカップへボールをすばやく移したりもしていた。 シャッフルが終わり、きちんとティーカップを並べ終え、さぁどうぞと、促した。
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瞳子ちゃんは、ジッとカップとにらめっこをしていたが、おもむろに、じゃこれをと一番右端を選んだ。 「そう、これね。じゃ・・・。」 と祐巳は真ん中のカップをおもむろに開けた。 真ん中には何も入っていない。 「瞳子ちゃん。どうする。変える?」 「いいえ、変えませんわ。その手には乗りませんことよ!!」
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そっか。といって祐巳は、おもむろに瞳子ちゃんが指名したカップを開けた。
…そこにも何も入っていなかった。 「瞳子ちゃん。残念。賭けは私の勝ちね。」 「くっ…」 「ふふふ・・・何してもらおうかな・・・♪」 と祐巳が楽しそうに微笑んでいると、
「貴方たち何をやってるの?」
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(みゃあ)そこに立っていたのは一体?!(バレバレやん(^^;) |
2004.03.22 |