紫陽花

 

「あの令さま、祥子さまは何故はじめすごく怒っていらしたのに、あの様に変容したのはなぜですか?」

乃梨子ちゃんは、祥子さまのかわりように驚いているようだ。

「え?あぁ、あれはね・・・」

 

 

私と祥子が部屋の前までくると中から大きな声が歓声が聞こえたのよ。

私は扉を開けて中に入ろうとしたんだけど、祥子がそれを制して、扉をそっと開けて中を覗いたのよ。

そしたら中から祐巳ちゃんの

「私とのデート、そんなに楽しみ!」

って声が聞こえてきちゃってさ、祥子ったらショック起こしたみたいで硬直しちゃったのよね。

まぁ、自分が冬までデートお預けさせちぇってしまったから祐巳ちゃんが別な人といくことにしたのかもしれないってでも思ったんでしょうね。

 

 

だから、あれは怒っていたというよりも、ショックを隠すために虚勢をはっていただけなのよ。

で、中に入ってみれば、祐巳ちゃんとの半日デート権賭けて、賭けに興じてるじゃない。

祥子ったらデート権GETできると思った瞬間に超ご機嫌モードになっちゃったのよね・・・。

「でも、また、ご機嫌斜めな様子ですが・・・。」

「え?」

 

 

「ねぇ、瞳子ちゃん、可南子ちゃん。私を、『お姉さま』って呼んで!」

 

え、いま祐巳なんていったの・・・。

 

(みゃあ)シリーズ「早とちり」でした(^^)

2004.03.22

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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