それは祐麒がカニーナのお店へ行く途中での出来事だった。

「祐巳ちゃん誘拐されたんだって？私が仲間になろうか？」

「はい！先代とはいえ、白薔薇さまが仲間になってくれるのは心強いです！」

　セイが仲間に加わった！

　

　

「あはははは～。祐麒、可愛い～。ほんと祐巳ちゃんそっくり！」

べたべたと、セクハラ…ではなくスキンシップを行う。

「やめてください！今、戦闘中ですよっ！うわぁぁぁぁぁぁ～～～っ！！！」

・・・・・・・・・・・・・・

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・・・・・・

「ちょっと、眠いからそこの草むらで寝るわ。お休み～・・・。」

あくびと共に去っていく。

「だから、今は戦闘中ですってばぁっ！ぎゃぁぁぁぁぁぁ～～～っ！！！」

　

　

場所は変わって、ここはカニーナのお店。

身も心もぼろぼろになった勇者ユキチはあることを確認しに来たのであった。

「すみません。セイさんの冒険者リスト見せてもらえませんか？」

「はい、どうぞ」

　ペラペラペラ・・・

『名前・セイ　職業・根っからの遊び人　Ｌｖ・４６４９　技・スキンシップ　特徴【賢者になれない】』

「・・・・・・・・・・・・」

　

　

「カニーナさん。セイをパーティから外してください」

　【効果音】（呪いにかかった時の音）

＊「セイを　仲間から　外すことは　できない。

「呪いがかかってるのぉぉぉ！！？？」

こうして、セイ（呪）が仲間に加わった。