志摩子の夢 |
ここは薔薇の館。 祐巳、由乃、乃梨子の3人の蕾だけが珍しく揃っている。 「ところで乃梨子ちゃん。志摩子さんて将来どうなさるのか、聞いたことない?」 なんとは無しの祐巳の発言に、乃梨子は恐る恐る答えた。
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「その、志摩子さんは12で修道院入りを考えておられ、お父上の反対もあって、中等部からリリアンに入られたそうなんです」 「ふむふむ」 「ですから、高卒を期に修道院入りされてしまうのではないかと…」 「「ええーー」」
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「そう、驚くことではないかと」 「なに言ってんのこれが驚かずにいられましょうか」 と由乃がいう。 「修道院入りなんてねえ、人生捨てちゃうようなもんよ」 「はぁ…」 「そうよ」 祐巳も言う 「志摩子さんには、この世の幸せをもっと知ってもらいたい。それからじゃなくちゃ…」 そのときビスケットの扉が開き、全員は絶句した。 藤堂志摩子その人が現れたからだ。
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「ごきげんよう、みなさん」 「「「ごきげんよう」」」 「みなさんのお話は拝聴しておりました」 「そ…そうなの」 由乃が相槌を打つ 「でも、ご心配無く、みなさん」
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(みゃあ)急いでページをめくれっ。 |
2004.03.27 |