これは六角さんの挿絵企画参加作品です。
学園祭準備・弐 |
「今年の学園祭では『日本の文化』を元に、『竹取物語』をしようかと考えていたの」 紅薔薇さまのことばに、蕾たちがざわめく。先日その事を図書室で話したばかりだからだ。 「そこで…それぞれが思っている衣装を持ってきて頂戴。 明日実際に着てみて、そこから台本のあらすじを決めるから」
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由乃の場合: 「日本文化の象徴! コレしかないわ!」 頭の中は、すでに青信号点灯しまくりの状態だった。 ちなみに、令には『今日は入ってきちゃダメ!』と釘をさしてある。 「ふふふ。今まで蓄えた知識を存分に披露する事が出来るわ!」
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黄薔薇さまが、頭を押さえながらつぶやく。 「…由乃。確かに日本のお話に出てくるかもしれないけど、竹取物語の時代にくノ一なんていなかったんじゃあ…」 「令ちゃん! 日本の文化を衰退させるつもりなの!?」 「す、衰退って………そんな大げさな」 すでに黄薔薇さまモードから『由乃の姉』モードに切り替わりつつある令。 「令ちゃんのばかっ! こうなったら、また革命を起こしてやるんだから!」 「よ、由乃〜」 ということで、祥子と一緒に演劇部へと足を運ぶ羽目になった令だった。
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(みゃあ)余計、日本文化を誤解させる気がするんですが(^^;。 |
2004.03.27 |