祐巳と瞳子の“愛”言葉

 

今日は演劇部は久しぶりの休みだったので、薔薇の館に祐巳さまに会いに・・・ではなく、薔薇さまのお手伝いに出向くために瞳子は歩んでいた。

「・・・私は祐巳さまに言われたからではなく、薔薇さまのお役に立ちたいから行くのよ!そうよ、間違いないわ!」

 

 

そして、薔薇の館に着いた瞳子は、一階の扉にノックした。

本当は来ることの了承を得ている瞳子は勝手に入ってもいいのだが、ノックしたことには理由があった。

その理由とは・・・ある人に言われたから、と言う単純な理由だった。

「はい〜?誰ですか〜?」

ノックしてから、数秒もたたぬうちに、誰からも愛されるような、愛くるしい声が扉の向こうから聞こえてきた。

今もっとも瞳子が気になる人の声だった。

「私です。瞳子です」

気持ちとは裏腹に、素っ気無い声で答える瞳子。

「本当に瞳子ちゃん?」

全く疑ってません、と言うような口調である。

瞳子は物凄く嫌な予感がした。

 

 

そして、その予感は現実の物となった。

「本当に瞳子ちゃんかどうか判断するため、合言葉をどうぞ〜♪」

瞳子は苦虫を噛んだような顔つきになった。

「本当に言わないとだめですか・・・」

「合言葉をどうぞ〜♪」

泣く泣く瞳子は答えることにした。

肺におもいっきり息を吸い込み、勢いをつける。

「かっ…体はドリルで出来ているっ!!!」

耳まで真赤にしながら、瞳子はそう叫んだ。

 

 

「入っていいよ、瞳子ちゃん!」

「祐巳さま、これって本当に必要なことなのでしょうか・・・」(頬を朱に染めて)

「みんな、やってる儀式みたいなものだよ〜」

「本当に本当ですか、祐巳さま!?」

「本当に本当だよ」(『可愛い〜♪瞳子ちゃん』)

「本当の本当の本当に・・・・・・」(薔薇の館に入っていきフェードアウト)

 

  ─────体はドリルで出来ている。

     血潮は薔薇で 心はオイル。
    幾たびの工事を越えて腐敗。
    ただ一度も地盤沈下はなく、
     ただ一度も安眠させない。
 彼の者は常に独り ドリルの丘で振動に酔う

     故に、生涯に意味はなく。
  その体は、きっとドリルで出来ていた。

 

(みゃあ)ドリルは体ではなく髪では…とツッコミを入れる私は元ネタがわかりません(^^;。

2004.03.30

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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