リリアンクエスト外伝〜もう一つの、天空の薔薇嫁〜

 

ここは、ある超富豪の豪邸。

伝説の武器を集めて世界を旅している、魔物使い『ユミ』。

ユミはその伝説の武器の手がかりを手に入れ、この豪邸を訪れていたのである。

そして、なんとユミはその“伝説の盾”がもう少しで手に入りそうであったのだ!

 

 

「さぁ、どちらと結婚するのだ?どちらと結婚しても、この“伝説の盾”はお主にささげよう!」

そう言い放ったのは、この豪邸の主であった。

もう少しで伝説の武器の一つ──“伝説の盾”が、手に入るのはいいのですが・・・・・・そう、それはいいのですが・・・・・・

ぶっちゃけ、人生最大の修羅場です。

「私の娘にするか、それとも幼馴染の女性にするか。どうする?ユミよ。」

そして、ユミの目の前には、二人の人影が・・・

 

 

そこには、瞳子ちゃんと可南子ちゃんの姿があった。

「えっえっ…え゛ぇ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

祐巳は眼を丸くし、口を半開きになりフリーズ状態におちいった。

「これはあくまで政略結婚です!断じて、えぇ!そうですとも!なので、私は祐巳さまのことを好きではありません!でも、私達は結婚しないといけないんですっ!!」

何だかんだ言っても、頬を朱に染める瞳子ちゃん。

「私と結婚すると富豪の地位がついてくるそうです。まぁ、私には関係ありませんが」

後ろで、頑張れ!と瞳子ちゃんを励ます富豪の瞳子父が印象的だった。

そして今度は可南子ちゃんのアピールの番がまわってきた。

「私は・・・結婚というより、一緒に写真を撮ってくださるなら満足なのですが・・・。迷惑ですか?」

謙虚で可愛らしい可南子ちゃんですことで・・・。

「・・・そうですね・・・私と結婚すると、もれなく背後霊がついてきます・・・」

それは、絶対いらない、と心の中で突っ込んだ祐巳であった。

 

 

「それで、どちらの娘を嫁にするの・・・・・

 『お待ちなさい!』

声のする方角を向くとそこには・・・

悪魔の耳に、悪魔の尻尾に、リリアン女学園の制服、という少し奇抜な格好の“魔王紅薔薇さま”──小笠原 祥子さまのお姿がありまして。

「祐巳は、私のです!」

その言葉に対して瞳子父が言い返す。

「英雄のユミが魔王のいいなりになると思ってるのか!」

「お姉さま・・・悪魔尻尾もお似合いです!さすが、お姉さま!何をお着込みになってもかっこいいです!」

「・・・・・・・・・・・・・」

こんなこと言われては瞳子父の立場がなかった。

祥子さま(魔王)は祐巳に手をさし伸ばしながら問う。

「一緒に来てくれるわね。祐巳」

「はい・・・。お姉さま・・・」(即答)

 

そして、魔王はお姫様を連れて夜の闇へと消えていったのでした。

こうして、魔王の城で祐巳は祥子さま(魔王)と一緒に幸せに暮らしましたとさ。

                  【GOOD END】

(みゃあ)魔王と紅薔薇って似合うなあ(笑)

2004.03.30

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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