あなたの名前は

 

   薔薇の館。今日は皆さん静かに作業中。
   紅薔薇のつぼみ、祐巳さんは何をしてるでしょうか。

   「えーと、こっちが由乃さんで……」

   各自の役割分担を書きとめているようです。

   「祐巳、いちいち声に出さないでちょうだい」

   お姉様に怒られてしまいました。

 

 

   「す、すいません」

   怒られたのに見えない尻尾が
   ばっさばっさ揺れてます。

   再び沈黙が訪れ、紙をめくる音や
   ペンの音だけが部屋の中に響きます。

   「……?」

   おや、祐巳さんが首を傾げました。
   何か問題でもあったのでしょうか。

 

 

   ちょっと紙を覗いてみましょう。

   『松平 瞳子
    まつだいら とうこ』

   別に何も問題は無いようですが。

   「……!!」

   何かに気付いたようで、祐巳さんは
   再びペンを走らせます。
   そして何故か哀れみの視線を瞳子さんへ。

 

   「……瞳子ちゃん」
   「何でしょう?」
   「名は体を表すって言うけど、
    気にしちゃダメだよ?」
   「……は?」

   先ほどの紙に『まったいら とうこ』の文字が。

   「スタイルは人それぞれだから」
   「何の話ですかっ?!」

 

(みゃあ)いや、絶対瞳子ちゃんの方が大きいですから(笑)(ナニがだ)。

2004.04.02

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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