マリアさまの失恋 |
放課後、静かな温室で1組の姉妹が向かい合ってた。 「お姉さま・・・。」 「なに?祐巳」 「・・・ロザリオ、お返しします。さようなら!!」 祐巳は、祥子にロザリオをつき返すと祐巳は温室を飛び出した。 「あぁ・・・まって、祐巳!!」
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次の日〜 ここは、薔薇の館。祐巳は授業前に、由乃に呼び出されていた。 「ね、祐巳さん、祥子さまと何かあったの?!」 「なにかって・・・。」 祐巳は、困惑した。昨日の事はあまり人に話したくない。 しかし、すぐにバレてしまう・・・。どうしよう!! 「祐巳さん、祥子さまがね・・・・・。」 祐巳は、由乃の話を完全に聞かずに、薔薇の館を飛び出した。 「お姉さま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
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祐巳は、走った。お姉さまが待つ、あの温室へ・・。 バタン! 「お姉さま!!ここにいらっしゃるんでしょう?!」 「・・・祐巳、祐巳 」 「お姉さま!!私はここです!」 ←レイニーに、似てる?? 祐巳は、紅薔薇つぼみのまえでうずくまっている祥子に抱きついた。 「ごめんなさい、お姉さま。こんなにやつれて・・・。」
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祐巳は、思い切って話した。 「すみません、お姉さま。実は聖さまが、 『祥子に1番の嘘をつけたら、セクハラをやめる』と・・・。わたし、わたし!!」 祥子は、祐巳の口から飛び出た言葉に硬直してしまった。 「そ、そんな・・・。まぁ、いいわ。それより祐巳、私の妹になってちょうだい」 「もちろん!!また、妹になっていいんですか??」 「えぇ。私の妹はあなただけよ・・・」 祥子は、ロザリオを世界で1番大切な妹の首にかけた。 その事は、マリア様と聖さましか知らないお話。
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祥子さま「その前に、聖さまにオシオキね(怒)」 |
2004.04.03 |