禁断の扉

 

祐麒はひょんなことから、先輩である柏木 優の家に来ることになった。

そして、優の部屋に招かれたのである。

扉を開けるとそこには・・・

『祐麒グッズがずらりと並んでいた』

祐麒の邪ニーズJr顔負けの色っぽいポスター・・・

祐麒の顔が貼り付けられたテーブル・・・

祐麒の声がインプットされている目覚し時計・・・

祐麒うちわ、祐麒コップ、祐麒Tシャツ、祐麒シャーペン、祐麒ノート、祐麒の自作雑誌・・・etc…etc…etc…。

とにかく、部屋のありとあらゆるものが祐麒一色であった。

極めつけには・・・

祐麒等身大の“ふんどし姿”verの抱き枕・・・

一瞬で祐麒の世界が凍りついた。

 

 

「今日でこれも必要ないな」

と、愛用の祐麒抱き枕を部屋の隅に放り投げる。

びしばし、と嫌な予感を感じながら言葉を発する。

「そっ…その心は・・・?」

優は、にやりと笑いながら・・・

「もう偽者がいらなくなった・・・というだけさ」

そして、いざ禁断の世界へ・・・

ごめんなさい。お父様、お母様、祐巳・・・

我が貞操は花と散るらむ・・・(号泣)

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・

 

 

「……という夢を見たんだ・・・」

ここは、生徒会が使っている部屋。

生徒会の活動中に今日見た悪夢を愚痴っている最中だった。

「それは正夢だな。ご愁傷様」

などと言いながら手を合わせて、念仏を唱える小林。

そのギャグは祐麒にとって、洒落になってなかった。

「だっ…大丈夫だよ、ユキチ。卒業してからはあんまり来なくなったし」

とアリスがなぐさめる。

「そうだよな・・・。考えすぎだよな」

ここで、吹っ切れた祐麒はみんなと笑いあった。

 

 

がらがらっ(←ドアが開く音)

「ユキチ!急ですまないが、今から我が家に来ないか!?」

『いや゛ぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!』

こうして、本当は真面目な用で来た柏木 優は断固拒否されたという・・・。

 

(みゃあ)やっぱり日頃の行いの賜物(笑)。

2004.04.13

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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