裏舞台

 

成田にて

「ごめん、佐藤さん。カウンターの場所を間違えたわ」

「良いよ、カトーさん。ところで、祐巳ちゃんたち来てた?」

「うん、向こうで並んでいるわ」

「では、あたしたちは先に出国しますか」

ギーッ

「…ってるそばから金属探知器に引っ掛からないで。サトーさん」

 

 

ピサにて

「オー、相変わらず傾いてるね」

「さ、佐藤さん、そ、そんなに身を乗り出しちゃ、あ、危ないわよっ」

「なーに。カトーさん、怖くて足が震えてるの?」

「そーいうコトじゃなくて」

「ちょっとやりたい事があるのよ」

すぅぅっ

「しずかー、ちかくいたら今すぐ斜塔に来て、あたしとイチャつかない?(一万ヘルツ)」

「なーに、あんたはほざいてるの!!」

パコーンッ

聖の頭に、景のつっこみがヒットした同刻・ある黒髪の美女が、イタリア語教室の帰り道、見事な階段落ちを披露したのは、ここだけの話。

 

 

フィレンツェにて

「チャオ!!」

「へぇ、この子、言葉覚えるんだ」

「ねぇ、景さん。こいつにネタを仕込んだら楽しそうだね」

「でも、日本語を覚えるかしら?」

「ごきげんよう。ごきげんよう」

「ゴキゲンヨウ」

「ようこそ、フィレンツェへ」

「ヨウコソ、フィレンツェへ」

「フィレンツェ、良いとこ、一度はおいで」

「フィレンツェ、イイトコ、イチドハオイデ」

「佐藤さん、何教えてるの」

「フィレンツェ煎餅」

「ハッ」

「フィレンツェセンベイ」

「ちょっと、佐藤さん」

「あっ、ちょっとカトーさん。耳引っ張らないどぅっ!!」

「口をつまめば、無駄口を叩けないものね」

 

「ねぇ、あれ白薔薇様じゃない?」

「まっさかー。ここはイタリアだし、第一、いくらなんでも、あんな風に戯れ合ったりしないって」

 

 

再び成田にて

「帰って来たねぇ」

「ねぇ。今回の旅行、何が目的だったの?」

「んっ。目的?」

「そう、目的。あたしは何も言わずに付いて行ってあげたんだから、知る権利はあるわよ」

「一応、志摩子の楽しんでる姿を拝む事と、祥子に命令されたパンダマンが、祐巳ちゃんにちょっかいを出さないように監視する事」

「…あんた、やっぱりバカだわ」

 

(みゃあ)パンダマンは公式に行ったことになってるんですか?(^^;。

2004.04.14

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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