背に腹は替えられぬ

 

もみもみもみ…。

「…まだですか、お姉さま」

「んー…もう少しだけお願い」

 

 

もみもみもみ…。

「もう、かれこれ15分は揉んでいるんですが」

「だって、気持ちいいのよ…」

そう、肩を揉まれる極上の心地よさは、カンカンに肩を凝らせた者にしかわからない。

 

 

パシャッ。

「なっ…」

「写真部の麗しき姉妹愛。しかと収めさせて頂いたわ」

いつの間にか、神出鬼没のその人がカメラ片手に立っていた。

「くっ…蔦子さん」

まずいとこを見られた…と、自分以上に慌てるだろうお姉さまの顔を伺うと…。

 

 

「別に撮られてもいいわ…この幸せが続くなら」

「な……!」

よっぽど辛かったんだなぁ…。

可哀想になって、もうしばらく揉んであげることにした真美だった。

もみもみ。

 

蔦子「…これじゃあ、撮り続けるわけにいかないわね。三奈子さま、お大事に」

2004.04.17

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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