ブシドー

 

  「令ちゃん、あのね。今のままじゃ剣道は
   廃れちゃうかもしれない」
  「どうしたの突然。あ、ヒヨコタオルの出番?」
  「熱なんか無いっ!」

  茶化してみた令さまだが、由乃からの
  鋭い視線を受けて後悔。尻尾がふにゃ。

  「考えてもみて、経験者の人はともかく
   全然知らない人が剣道に興味を持つのって
   難しいことだと思うの」

 

 

  言われてみるとそうかもしれない。

  「仮に興味を持って試合を見に来ても
   どっちがどの選手なのかが
   判別しにくいと思わない?」
  「それは……確かに」

  自分は経験者だから判別できるが
  普通の人は違うのだろう。

  「面を被ってるから顔の判別がつかない。
   もし相手と防具の色や形が
   似ていたらますますわかんないわよ」

 

 

  「垂れに名前が書いてあるけど」
  「甘い、甘いわ令ちゃん。
   遠くから試合を見てる人だっているのよ」

  ぶんぶんと首を振って熱弁。

  「そういった事が切欠で興味を
   無くしちゃうかもしれないでしょ?」
  「うん。それはわかったんだけど……」
  「でね、一般の人が剣道に興味を持つような
   案を考えてみたんだけど」

  これが言いたかった!とばかりに
  目を輝かせる由乃。

 

 

  「由乃」
  「なに?」

  勢いを断ち切られてちょっと不満顔。

  「わかってると思うけど、私達は
   剣道部であって武士道部ではないからね?」
  「そんなのわかってるわよ。
   でね、考えたのが試合前の名乗りでしょ。
   あと勝ち名乗りも必須。
   それから一つくらい奥義が欲しいわね」

  本気で言っているのか、それとも
  言いたかっただけなのか。

  「だから由乃「それからね?」う、うん」

 

(みゃあ)島津流奥義は…「ロザリオ返し」ですか?(笑)(剣道技じゃねぇ)

2004.04.17

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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