こんにちは、ぼくユタです。

今、草花がたくさんある部屋にゆみちゃんと一緒にいます。

ゆみちゃんは、とてもかわいい。　顔も、名前も。

かわいい子は名前もかわいいんだね。

　

　

ええっと、今ぼくはゆみちゃんの膝の上。

とっても眠いけど、寝たくないな。

だって、ゆみちゃんを見ていたいんだもん。

ゆみちゃんは眠ってる。　やっぱりかわいいな。

　

　

今思った。ゆみちゃんは大きすぎる。

変な言葉もしゃべってぼくを抱きかかえられる。

よく考えたら、ゆみちゃんは人間なんだってわかった。

お話もできないし、結婚もできない。

悲しい。このままだとつらいよ。

近くにいるのにこの思いに気づいてはくれないんだもん。

　

　

・・・やっぱり、ぼくおうちに帰るね。

ひっそり帰るけど怒らないでね。

『ちゅ』

ぼくは、ゆみちゃんのほっぺたに鼻をくっつけると、一目散にかけた。恥ずかしいけどかなしいよ。

バイバイゆみちゃん。忘れないから。

大好きだよ、ゆみちゃん。