あいすくりぃむ・二段目 |
駅前のベンチに並んで腰掛けて、アイスクリームを食べた。 フランス人形のような少女が、着物姿でアイスクリームを舐める姿は、人目を引いただろう。 横に、日本人離れした顔立ちの女性が座っていたりすれば、なおさらだ。
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聖さまは、自分の分を片づけながら、じっと志摩子が食べるのを見ていた。 気恥ずかしくて、少しうつむく。 「おいしい?」 「…はい」 すると、聖さまは再び、にっかぁ〜と笑うのだった。
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志摩子が食べ終えるのを確認してから、聖さまは残りを一気に口に放り込んだ。 ばりばりと、コーンの香ばしい音がした。 「これでよし、と」 ぽんぽんと手をはたいて立ち上がると、聖さまは一人うなずいた。 「お姉さま?」 「いつか志摩子と、ここのアイス食べようって決めてたんだ」 じゃね、と満足そうにお姉さまは立ち去った。お礼を言う間もなかった。
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我に返った志摩子は、広場の時計を見た。 ええと、ここには何をしに来たんだったか…。 視線を戻した瞬間だった。 遠くから姿を見かけて…というより、まさに「ばったり」という感じだった。 …なんて日だろう。 「アイスクリーム、食べる?」 目を丸くしている乃梨子に、志摩子はとりあえずそう言った。
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最近、結構白薔薇率高いですか?(^^; |
2004.05.06 |