伝統 |
今日も今日とて、薔薇の館では2人の会話が響いていた。 「ですから、これはドリルじゃなくて縦ロールなんです!」 「でも………やっぱりドリル………」
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「この髪型は伝統ある物なんですよ!」 「え? そんな伝統があるの?」 「ええ、勿論! これは部のトップになる人間のステイタスシンボルなんです! ○ースをねらえのお○婦人なんて、有名ですわ!」
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次の日… 「ごきげんよう…どうしたの、桂さん。暗い顔して」 「あっ! 祐巳さん! 昨日、薔薇の館で何があったの!?」 「え? 何って?」 「ウチの部の部長が、書類を届けに薔薇に館にいったんだけど… 帰ってくるなり『美容院へ行くので早退させて頂きます』といってそのまま帰っていっちゃったのよ。 で、朝会ったら………」
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「あ、あの人…」 と、中庭を颯爽と歩くドリル…もとい、縦ロールの上級生。それは間違いなくテニス部の部長だった。 「もしかして、何か言われたの?」 「………『ひろみ。エースをねらうのよ』って………」 「………」 その後しばらくの間、各部の部長にこの髪形が流行ったらしい。
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(みゃあ)桂さんに出番が!(笑) |
2004.05.06 |