由乃「祐巳さーん　ほらほら」

　祐巳「あ、ピンキーストリートだ。♪」

　志摩子「あ、わたしたちそっくりね。どうしたの？」

　

　

由乃「ピンキーストリートの頭部パーツって　顔　前髪　後ろ髪にばらして、それぞれくみかえられるの。

どう？　あたしなりに巧く組み合わせたつもりなんだけど？」

祐巳「ホントこの私のなんてそっくり」

由乃「あ、それデフォルトのままだよ」

祐巳「ぎゃふん！」

　

　

瞳子「祐巳様、見てください。八月に縦ロールパーツ発売ですわ。しかも同時期発売のセーラー服が、リリアンの制服にそっくりで」

祐巳「瞳子ちゃん良かったわね」

瞳子「はい♪」

由乃「でも、リリアンの制服のパーツが出るとなると、本格的にみんなに似せたピンキーストリートＤＯＬＬ作りたくなるわよね。」

祐巳「コレとコレを合わせてお姉様、こっちとこっちで容子さま」

志摩子「コレとコレで乃梨子っと、　これなんかはデフォルトのままでもお姉様に似ているわ」

由乃「黄薔薇家の場合は、令ちゃんはコレにコレ。　江利子様の場合は・・・エーと・・あ・・・・」

　

　

祐巳「どうしたの・・・」

由乃「・・・でこちんパーツはさすがに無いや。」

　

物陰で・・・

江利子「ドリルより・・・ドリルより厚い壁だなんて・・・。やっぱり黄薔薇の宿命なのかしら・・トホホ」