シャキーン! |
それは、急に振り出した雨だった。 祐巳と瞳子は、二人で外を歩いている時にいっしょに降られてしまったのだった。 一番近い薔薇の館へ飛び込んだが、しっかりと濡れてしまっていた。 「ここで雨宿りするしかないね」 「ええ。ですが、薔薇の館で待っていればやむと思いますわ」 「それもそうだね。じゃあ、しばらく待っていよう」
|
二人は2階の部屋へと足を運ぶ。そこには…誰もいなかった。 かってしったる何とやら・祐巳は二人分のタオルを持ってきて、片方を瞳子へと渡してから、濡れてしまった髪と制服を拭く。 「瞳子ちゃんのシンボルの縦ロールも雨に濡れて崩れちゃったね」 「ああ、それなら心配ありませんわ」 そういいながら、瞳子は自分の鞄からドライヤーを取り出した。
|
「???」 不思議に思った祐巳だったが、瞳子のする事を眺めていた。 すると………ドライヤーの温風で乾くと同時にあのドリルが、まるでビデオテープを巻き戻すように元の形へと治っていった。 「!!!」
|
(も・もしかしてあのドリルって、形状記憶合金製!?) そう考えてしまう祐巳だった………
|
(みゃあ)シャキーン!っとね(笑)。 |
2004.05.16 |