最後通告 |
「ほーら、祐巳ちゃ〜ん」 「ぎゃっ! や、やめてくださいよ〜」 放課後の薔薇の館。 今日も白薔薇さまこと佐藤聖は、スキンシップという名のもとにセクハラを行っている。 しかし、それは平和であることの証でもある。 彼女が入ってくるまでではあるが…
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「白薔薇さま! なにをなさっているのです!?(怒)」 「あ、祥子。なにって見ればわかるでしょう。祐巳ちゃんと遊んでいたのよ」 「後ろから抱きつく遊びなんて聞いたことありません!!(激怒)」 「じゃあ今見たでしょう。百聞は一見に如かずって言うじゃない」
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二人の会話(喧嘩)についていけない祐巳は、二人の間でオロオロしている。 しばらくの静寂の後、祥子は少し下を向いてつぶやくように言った。 「…おやめになってください」 「もう止めたじゃない。だからもう…」 「そうじゃありません!!」 そう言うと祥子は聖に視線を戻して…
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「白薔薇さまを… いや、リリアンを辞めてください」 ……… 綺麗な夕日が差し込む放課後の薔薇の館。 そこにはもう音を出すものは何も無かった…
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(みゃあ)燃え尽きたぜ…真っ白によぉ…(笑)。 |
2004.05.17 |