予行演習・前 |
とある休日・町中で、 「あ、祐巳さ………」 見知った顔を見つけた瞳子は、声をかけようとした。 が、その服装と…何よりツインテールが無い事に、声を出してから気づいた。
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「え?」 「あ、えーっと… 記憶の中から何とか彼の名前を引っ張り出した。 「あ、松平瞳子さんだっけ。
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と… 瞳子の頭脳に、あるアイデアが浮かんだ。
「祐麒さん。もしお暇であれば我が家へ来ていただけませんか?」
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「え? 確かに暇だけど…松平さんの家に招待される理由が………」 「では、優お兄さまに『祐麒さんがお暇なさってらっしゃいますよ』って、携帯で連絡を………」 「わーっ! お・お邪魔させていただきますっ!」 心の中でガッツポーズをとる瞳子だった
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(みゃあ)瞳子ちゃん、脅しのツボを押さえてる(笑)。 |
2004.05.19 |