大自然の驚異

 

  「ねーねー瞳子ちゃん瞳子ちゃん」

  今日もまた祐巳さまは私にちょっかいを
  出してくる、嬉し……じゃなくて
  いい加減にしてほしいものだ。

  「瞳子ちゃんってばー」
  「ああもうっ、何ですか!」

  ハッ、と瞳子は気付く。

  私がいちいち反応するから祐巳さまは
  ちょっかいを出すのでは。

 

 

  思い立ったら即実行。
  涙をこらえ……る必要はありませんっ。
  あっさりした反応を返してみましょう。

  「何でしょう祐巳さま」
  「あのさ、ちょっとお願いが」

  その日から瞳子は変わった。
  祐巳に何を言われても慌てず騒がず、
  あっさりさっぱりした反応を返したのだ。

  一週間後……

 

 

  「瞳子ちゃーん♪」

  ひらひらと手を振って呼びかける祐巳。
  以前だったら恥ずかしくて猛ダッシュで
  行動を阻止するところだったが。

  「ごきげんよう祐巳さま」

  今は落ち着いて挨拶が出来るようになったのです。

  ふぅ、これで祐巳さまも面白がって
  ちょっかいを出す事は無くなるでしょう。
  ……ちょっと寂し……ではなくて。

 

 

  更に一週間後、薔薇の館。
  今は祐巳さまと私しかいません。

  「あのさ、瞳子ちゃん。ちょっと
   言いにくいんだけど、最近、その……」

  いつもと違い落ち着いた口調に
  あ、あら?少々やりすぎてしまったかしら?と
  瞳子は内心ドキドキです。

  「私達凄く自然な感じになってない?」
  「あなたはどこを見てるんですかっ!!」
  「あ、元に戻った」

 

(みゃあ)こういう場合の祐巳の目は節穴ですから(笑)。

2004.05.27

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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