続・通過列車 |
まもなく、2番線に快速列車がまいります―――
当駅には停車いたしませんので、黄色い線の内側まで下がってお待ち下さい
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プアァァァン―――
ゴォッ…ガタタンガタタンガタタン…
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「ふぅ〜…無事に通り過ぎたね」 「………」 必死で笑いをこらえる乃梨子の横で、瞳子がぶるぶる震えている。 「…何してるんですか、祐巳さま」 「え? 縦ロールが揺れないように押さえてるんだけど」 しっか、と対のドリルを握りしめ、満足げな顔の祐巳さま。
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「私が言っているのは、なぜそんなことをなさっているかということです!」 「え?でも揺れなかったよね、乃梨子ちゃん」 「揺れなきゃいいってもんじゃありませんわっ!」 「ぶふぅっ」 あ。乃梨子が吹き出した。
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祐巳「押さえが必要な時は、いつでも呼んでね!」 瞳子「呼びませんっ!」 |
2004.10.01 |