幼稚舎以下

 

  「祥子さまは以前私に注意をされましたが」
  「した……かしら?」

  と言って確認の意味で祐巳の顔を見る。
  コクコクと頷いております。

  「志摩子さんではなくお姉様と呼ぶように、と」
  「ああ、そんな事もあったわね。
   でもそれがどうかしたの?」
  「では、あれについてはどうなのですか?」

 

 

  あれ、と指差された先には黄薔薇コンビ。

  由乃、ね?この通りだから
  令ちゃんはいつもそう言って結局
  だからこうして謝ってるじゃない
  令ちゃんなんて嫌い、ぷい
  がっくり、しょぼーん

  「思いっきり名前で呼んでますが」
  「……令、ちょっと良い?」
  「なに?」

 

 

  ふらふらとした足取り。
  素敵な笑顔が素敵に痛々しい。

  「あなたは由乃ちゃんのお姉様なんだから
   もう少し自覚を……聞いてる?」

  俯いてぶつぶつと何かを呟いて
  祥子さまの話なんか聞こえてない。

  「重症ですね」

  令さまの惨状を見て感想を漏らす祐巳。
  由乃は相変わらずぷいとそっぽを向いてます。

 

 

  「あの、紅薔薇さま。
   呼び方についてはまたの機会でも……」
  「駄目よ乃梨子ちゃん。そうやって
   先延ばしにしてたら良くないわ」

  ピシッと鋭い空気を纏って祥子さまが
  令さまの肩に手を置く。

  「ちょっと令」
  「な、何?よちの

  …………ブッ!

  由乃、我慢していたが耐え切れず吹き出す。

  「あ、ご、ごめん。由乃と祥子
   混ざっちゃった」

 

(みゃあ)そう呼んでても違和感ねーっ(^^;。

2004.12.25

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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