基本ですから

 

  「佐藤さん、はっきり言わせてもらうけど
   この家はあなたの自宅じゃないのよ」
  「え?なに急に、それくらいわかってるわよ」
  「だったら自分の家に帰りなさいよっ!!」

  佐藤聖、ここ数日はカトーさんの家に
  お世話になりっぱなし。

  「カタい事言わないでよー」

  ニコニコと笑って反省の色無し。

 

 

  「これを見てもまだそんな事が言えるかしら?」

  ピッと取り出したのは一枚のメモ。

  「何これ?」

  携帯電話の番号が書いてあるようだが……
  はて、どこかで見た番号のような。

  「あなたのお友達、水野蓉子さんの番号よ」
  「よ、蓉子のっ?!」

  思わぬ武器にずざざざざと後退りの聖さま。

 

 

  「な、何でカトーさんが蓉子の番号を……」
  「ふふふ、今朝ポストに入ってたのよ。
   何かあったら電話して下さいってね」

  蓉子……いつから探偵志望になったの?と
  友を思い冷や汗をたらす聖さま。

  「早速電話しなきゃね」
  「あっ、そんな、カトーさんの人でなし!」

  カトーさん素早く携帯をいじり電話をかける。

  「もしもし?あ、水野さん?加藤です。
   ……ええ、そうなんです。
   佐藤さんがすっかり居ついてしまって」

 

 

  これはマズい、電話してる内に逃げようと
  玄関へ向かう聖さまだが。

  「逃がさないわよ聖!」
  「うわっ?!よよよ蓉子っ?!
   いつからそこに!」
  「こんな事もあろうかと張り込んでいたのよ」
  「……」

  カトーさん思う。
  張り込んでたなら最初から出てきてよ、と。

 

(みゃあ)いえ、蓉子さまは最初からこれがやりたかったんですよ(笑)。

2004.12.25

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

お名前  mail

  ご意見・ご感想などありましたらどうぞ。