認証式2

 

薔薇さまの抱擁がおわる。

「次、島津由乃。」

 

 

「島津由乃。来年度生徒会長へなることを承認する。」
そう令さまが証書を読み上げる。
そして、令さまは由乃さんを見つめながら
「汝、その黄色き薔薇のごとく気高き心にて全生徒を更なる頂きへと導かんことを
我は求めん。島津由乃、汝に黄薔薇さまの称号を受け継がん。」
そういって、証書を由乃さんへと渡した。
由乃さんがそれを受け取ると、令さまは由乃さんを抱きしめ、
「由乃、おめでとう。がんばるのよ。」
そういって令さまの唇が由乃さんのほほにやさしく触れた…。
「れ、れいちゃん…。」

 

 

黄薔薇の熱い抱擁が終わる。

「次、福沢祐巳。」

「福沢祐巳。来年度生徒会長へなることを承認する。」
そう祥子さまが読み上げる。
お姉さまは私に微笑みかけると、そのまま証書を渡した。
私は、何て言ってもらえるんだろうって期待していたのだが
何も起こらなかった。

 

 

がっかりした顔をしているんだろうなと思いながらそれでも
私は二人に礼をして仲間のところへともどろうとした。

「おまちなさい。」
お姉さまがそうやさしく呼び止めた。そして私の横まで進むと私のスカーフを直した。
そして、その手をそのまま私の胸元において、
「汝、その紅き薔薇のごとく熱き心にてすべての生徒を包み込むように見守らんことを我は願わん。福沢祐巳、汝に紅薔薇さまの称号を受け継がん。」
そういうと祥子さまは私をやさしく抱きしめ、そして私のくちびるに自らの唇を重ねた…。

「祐巳。」
「……お姉さま…。」

 

祥子「どう。祐巳、驚いた。」
祐巳「はい!」
祥子「そう。お姉さまの言う通りだわ。ひとひねりして良かったわ。」
祐巳「!?」

2005.4.02

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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