大好き同士 |
「私ね、お姉さま。 茶話会をやってよかったと思うんですよ。妹はできなかったけれど、やる前よりもすっと妹のことを真剣に考えるようになりました」 「あら、どんな風に?」 「何も、複雑なことはないんですよね。お互いに大好きだって思える相手に出会ったら、それでいいと思います」
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「…って祐巳さまは言ってたそうだけど」 もきゅもきゅとごはんを咀嚼しながら、乃梨子は言う。 「えっ?」 瞳子は、跳ね起きるように顔を上げる。 バネがびよん。 もきゅもきゅ。
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『好き!大好き!すきすきすきすき好きなの瞳子ちゃんっ』 『あ、あうあうあうあう…わ、私も…だいすき…で…す』
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ぼふんっ!
妄想力過剰…これだけでも祐巳さまの妹の資格あるわね。 真っ赤な顔をして煙を噴いている友人を見て、乃梨子は思った。 もきゅもきゅ。
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すみません、フラストレーションが溜まって、つい(^^;。 |
2005.4.02 |