レはどこへ行った

 

「〜♪」

 

ご機嫌で鼻歌を歌いながら、祐巳さまはサッサカサッサカと危なっかしくホウキを動かしている。

薔薇の館お掃除タイム。

 

 

 

後ろでテーブルのふき掃除をしている瞳子がちらちらと横目で様子を伺っているのは、祐巳さまが何かドジをやらかさないか見張っているだけで、別に深い意味があるわけではない。ないったら、ない。

 

 

 

「ド〜、はドリルのド〜♪」

「………」

 

また始まった。

祐巳さまの荒唐無稽な即興歌。

いつものことなので、気にしない。気にしないったら、気にしない。

 

 

「と〜、は瞳子ちゃんのと〜♪」

「レはどうしたんですの、レはっ?!」

 

つい、突っ込んでしまう自分が悲しい。

 

祐巳の頭の中に、ドの次にレはありません(笑)。

2005.5.05

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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