上には上 |
「…というようなことがあったんですが」 「まあ、そうなの」 遅れてやってきた祥子さまに、祐巳が現在の状況を説明する。 「わっ、私の家では本当にサツマイモを入れるのですわっ!…な、なんですの、その憐れむような眼差しはっ」 「わかった。わかったから瞳子」 「きーっ、肩を優しく叩くのはやめてください!」 地団駄ステップ、地団駄ステップ。
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「ところで…」 祥子さまは、小さく首をかしげた。 「おでんって何なのかしら」 「「「「「………。」」」」」 そうだった。 お姉さまは、ハンバーガーをナイフで食べ、コンビニのうどんも食べたことのないお方だった。
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「んー、大根かなやっぱり。定番だし」 「そうね…コンニャク?」 「はんぺんです」 「ごぼう巻なんてどう?」 「ちくわぶよっ!」 「…微妙ですね、お姉さま。たまごです」
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「牛すじ。」 「コロ、ね(※鯨の皮です)」 「なんといっても厚揚げね。角がぷよぷよになるまで煮込んだやつ。ん〜っ」 「「「「「………。」」」」」 「な、なに?」 「いえ、別に…」 「あの子のお姉さまらしくないと言いたいのかしら。…えぇ、どうせ私は庶民的よ。なに、厚揚げが好きじゃいけないの?!」 「お、お姉さま落ち着きになって…涙が」 「これは汗よっ!」
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どれが誰のセリフかはご想像にお任せします(笑)。 |
2005.12.28 |