奥様戦隊会議・延長戦 |
「この子ね…体格的にステルス性に問題有りではなくて?」 「でも、過去に実績があるみたいだし」 「あら、そうなの?それなら…」 「って、続くんですかこの話?!」 蓉子は絶望的な悲鳴を上げた。 「なに言ってるの、当たり前じゃない。今回の議題は後継者問題なんだから、決まるまでやるわよ」 げんなりぐったり。
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「あらこの子、白薔薇さんとこのつぼみと同じクラスじゃない」 「ちょうどいいわ、なら一緒にスカウトを…」 「あら、いいわね」 この場に志摩子がいたら、卒倒しそうな会話が平然と行われていく。 ごめんなさい志摩子、私にはどうすることも…。 「でも困ったわね、あと1人…」 「そうね、あと1人。2人では戦隊とは呼べないわ」
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どこから突っ込んでいいものやら、蓉子は額を押さえた。 「あの…。以前から思っていたんですが、3人でも戦隊とは…」 「何言ってるの、蓉子ちゃん!サン○ルカンを見なさい、3人でも立派な太陽戦隊よ?」 むしろそれだけです、という言葉をぐっと呑み込む。 江利子の「おばあちゃん」は確か特撮好きだった…。 「…では、いっそのこと同じクラスで固めては?」 ため息混じりに、一人の少女の名前を出す。 この時、蓉子の脳裏にあったのは「一蓮托生」の文字。
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「何言ってるの」 しかし意外にも、その場の全員が首を横に振った。 『この子は最重要観察対象じゃない』
「っへくち!」 「なに、瞳子も風邪?」
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やっぱりみんなマークしてるんだ(笑)。 |
2005.12.31 |