かじょうぼうえい

 

茶話会後のある日。

廊下の向こうに、特徴あるお下げを発見して、手を振る。

「あ、瞳子ちゃん。ごきげん…よ…う」
「ごきげんよう、祐巳さま」
「お疲れさまです」

しかし、やってきた瞳子ちゃんの両側には、ぴったりと張り付くように可南子ちゃんと乃梨子ちゃんの姿が。

当の瞳子ちゃんは、うんざりしたように額に手を当てている。

 

 

「仲いいんだねー、瞳子ちゃんたち」
「…そうではありません」
「へ?」

瞳子ちゃんは深いため息をついた。

「なんだか知りませんけど、最近どこに行くにも、お二人が付いてくるんですっ」

プライバシーの侵害ですわっ、と瞳子ちゃんヒステリー気味。

「誰かさんが素直になってくれれば…ねぇ」
「そうそう」
「どっ、どういう意味です?!」

 

 

可南子ちゃんと乃梨子ちゃんは涼しい顔。
その姿は、瞳子ちゃんを守っているようにも見える。

…なんだか、二人はボディーガードみたい。

だとしたら可愛いなー、と一年生3人の友情を微笑ましげに眺める。

その反応が気に入らないのか、瞳子ちゃんの眉毛が急角度になった。

「祐巳さまからも、なんとか言ってください!」
「え?えーっと…」

ピーン!

 

 

 

「水戸黄門みたいだね!」

「なんのフォローにもなってないじゃないですか。」

 

 

可「ひかえぃ、ひかえぃっ」
乃「この電動式回転掘削機が目に入らぬかっ」

2006.02.27

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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