オトメ的会話 |
最近、とあるトレンディードラマが毎週楽しみ。 その時間帯、最初は祐麒と熾烈なチャンネル争いを繰り広げていたのだけれど、見ているうちにハマったらしく、今では「くだらねー」とか言いつつ、一緒に見ている。 昨日の放送もすごく良かったので、教室に入るなり聞いてみた。 「え、ドラマ?…ああ、ごめん。その時間帯、水戸黄門だわ」 …そうでした。
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「ねえねえ蔦子さん…」 「祐巳さん。それは聞くだけ野暮ってものよ」 私がその類の番組、見るとお思い?…とは彼女の言。 コスモス文庫のこととか知ってたし、別に見てても不思議じゃないと思うんだけど…。 「ご期待に添えず、申し訳ない」 むー、それじゃあ…。
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「真美さん…」 ぎろりっ、とすごい形相で睨まれた。 「な、なんでもない、なんでもない(ぶんぶんっ)」 …あの様子じゃあ、またリリアンかわら版の締め切りでほとんど寝ていないに違いない。 それじゃ、ドラマなんか見ている暇ないな。
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「ああ、見た見た。西遊ラブストーリーでしょ」 お昼休みの薔薇の館。 「主人公の猿が、並み居るライバル妖怪に誘惑されつつも、一途にお師匠との純愛を貫こうとするところがいいよね」 きゃー、とか両手を合わせて、二人でわいわい盛り上がってしまった。 とはいうものの…こういう会話で一番話が合うのが、クラスメイトの誰でもなく、令さまというのはどうなんだろう。
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K「ふふふ…やっぱり祐巳さんには、私がいないとダメみたいね!」 |
2006.03.14 |