二条乃梨子の事件簿・ぐーぐー(偽)解答編

 

「で、でも何でそんなこと…」

「確かめる方法があります」

くー…ぐ?

キラリ、と乃梨子ちゃんの目が光った。

 

 

「祐巳さま。実は先日、瞳子から相談を受けまして。『どうしたら祐巳さまの妹にしていただけるのでしょう』って泣きじゃくりながら…」

「えっ?」

ぐわばっ!

「だっ、だれが泣いたんです、誰がっ!それに、そんな相談をした覚えはありません!」

 

 

「あ。」
「あ。」
「…雉も鳴かずば撃たれまいに」

「ちっ、ちがいます!お二人が騒がしいから目が覚めたんです、たった今っ…」

「瞳子ちゃん、さっきの話…(どきどき)」
「うっ、うそです!でたらめです!乃梨子さんの作り話です!」

 

 

じゃれ合う2人を尻目に、乃梨子は瞳子が狸寝入りをしていた場所を見た。

 

隠したかったのは、これか。

テーブルの上に開かれたノートには、ひと目で「誰かさん」とわかる落書きが。

 

武士の情け、これは見逃してあげよう。乃梨子はそっとノートを閉じた。

2006.04.03

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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