|
初めに。 他の方はどうかわかりませんが、私にとって今巻は「レイニー止め」です。いや、実際にはレイニーブルーを手にした頃にはとっくにパラソルが出ていたので、実質、初めての「レイニー止め」?そうなんですよ、私は声を大にして言いたい!瞳子ちゃんはどうなった?!(悲鳴) いや、作中、さらりと流されてますが、祐巳(と由乃)が「茶話会」を開くと知ったときの瞳子ちゃんの気持ちたるや…想像に余るものです。祐巳さん!あなたのニブさは、もはや犯罪的だっ!「今のあなたを見ているとイライラする」…と祥子さまは瞳子ちゃんを諭してましたが、自分の気持ちはともかく、瞳子ちゃんの気持ちをわかってあげてない祐巳さんにも、相当、落ち度があると思います。学園祭を振り返ってみなさいよ!瞳子ちゃんの想いなんて、バレバレじゃん!(おい) ああ本当にもう、やきもきさせられるよぅ。茶話会の開催期間中、瞳子ちゃんがどんな思いだったのか、どんな気持ちで可南子ちゃんと一緒に剣道の交流試合を見に来たのか…ああ、今野先生、早く次巻を出してください…。 蔦子さん&笙子ちゃん はい、今回間違いなくベスト・スール賞なお二人さんです。よっ、にくいよこのっ!…いやぁ、笙子ちゃんの名前が出てきた時は、どういう立ち位置になるのかドキドキしてましたが、受付で明らかに「蔦子さんを捜してる」様子に、思わずガッツポーズですよ(っしゃーっ!)。その後の祐巳とのやり取り→蔦子さんとの再会な展開はもう、何も言うことはありません。「ショコラとポートレート」を読んでからずっと思い描いていたストーリーそのまんまでした。今野先生、ありがとう。にしても蔦子さん、姉妹作らない宣言してた割には、満更でもなさそうじゃないですか(笑)。笙子ちゃんの姿を見つけて、茶話会参加をお断りしちゃったりするとこなんて、意識しまくり。もう、終始、ニヤニヤしっぱなしですよ。イタリアみやげに写真立てまで買ってきてるしよぅ!(笑) 笙子ちゃんは初々しくて可愛らしくて、実にいいですなぁ( ̄▽ ̄)。今後、姉妹になるかはともかく、ずっと仲睦まじくいてほしいものです。カメラちゃん二号として、今後も活躍の場が約束されてるしね♪お幸せに~(笑)。 由乃さんと有馬菜々ちゃん なんだよもぅ、プチ江利子さまじゃん!(爆) いや、由乃さんの妹は、間違いなく今巻初登場のキャラだと思ってましたが、それは見事に当たり。田中四姉妹の名前が出てきた瞬間に「これだ!」と思いました。末っ子がリリアン在学なんだろうなぁ…とは思いましたが、中等部だとは思い至りませんでした。なるほど、その手があったか。ただ、顔があんなにも江利子さま似だなんて反則ですよ(笑)。実は4コマSSにある「終わらない夏休み編」は、どういうわけかちっちゃくなっちゃった三薔薇さまが、一年生としてリリアンに再入学…っていう感じの設定を考えてたんですが、これだと小さくなったえりりんが由乃の妹になる…ってそのまんまじゃん(笑)。しかも由乃さん、柄にもなく「ドキドキ」しちゃったりなんかしたりしてっ!うひゃあっ、顔がニヤけるなぁ、もう(笑)。オーディションでは絶対決まらないだろうなぁ…と思っていたら、その通りでした。結局、茶話会は笙子ちゃんと蔦子さんのためにあったようなもんでしたね。名前だけ出て、ひどい扱いだった一年生たちは不憫だなぁ…(^^;。何はともあれ、今後は中等部校舎に通いまくる由乃さんとか、通学路で菜々ちゃんを待ち伏せする由乃さんとか、期待していいんでしょうか?!(興奮)菜々ちゃんって、中等部なのに乃梨子並みに冷静沈着だし、剣道の腕も凄そうだし、令ちゃんとの関わりも面白そうだし…いやぁ、これは楽しみだなぁ。 真美さんと高知日出実ちゃん さつさつの伏線があったから、名札で名前が出たときには、来るかな…とは思ってましたが、これまた実にあっけなく姉妹になっちゃったな、オイ。まるで関われなかった三奈子さまが泣いてるぞ、きっと(笑)。いやしかし、黄薔薇さんとこよりも、妹を取られちゃった三奈子さまの反応の方が気になるよ!(笑)まあ、期待のルーキーってことで、新聞部的には将来明るいんだろうけど。「でも、ひと言くらい相談してくれたっていいじゃない…真美ったら(いじいじ)」とかいう姿が想像できてしまう(笑)。そうなんですよ、今回、三奈子さまの出番がないんですよ!最近株価が急上昇中なので、声を大にして言いたい。三奈子さまにも、もっとスポットを!…今後は新聞部、写真部ともにペアで出てくる確率大ですね。 江利子さま&おまけのお二人 実に生き生きとされてました。っていうか、本編でこんなに楽しそうな江利子さま見たの、初めてのような(笑)。由乃との駆け引きが最高でした。由乃って、必要以上に江利子さまを恐れてるよなぁ(笑)。「こら、待て。由乃っ」は良かったなぁ…江利子さまの愛情が溢れてて(ホントか?)。菜々ちゃんの学年を一発で見破っちゃうあたりも、さすが。聖さまと蓉子さまは…こう連発で出てこられると、もう驚かないなぁ(^^;。いや、久しぶりの三薔薇そろい踏みは純粋に嬉しかったですよ?そして、さりげなく白薔薇姉妹対面。もしかして、描写としては、初?貴重なシーンでした。 可南子ちゃん あー…予想通りだったけど、ちとあっけなさすぎるなぁ。彼女自身、すごく良い方に変わっているのが見て取れて、とても微笑ましいんだけど、もうちょっと他のキャラクターとのからみを見たいんだなぁ。このままバスケが忙しくなると、一年生視点でしか登場しなくなりそうだし…うーん、残念。蔦子さんとか真美さんみたいに特殊技能持ちだと、出番があるんだけどなぁ。最後、瞳子ちゃんと一緒に試合を見に来てましたが、そこにはどんな経緯があったんでしょうね。祐巳にわざわざ「茶話会に出席しない気持ち」を伝えに来たのは、実は瞳子の置かれた状況のことも思いやって…という側面もあったりしないかなぁ…と期待してるんですが。…ともあれ、4コマ的にはこれで心おきなく、乃梨子と並ぶ「瞳子いじり」を書けますな(笑)。 令さま なんかもう、ヘタ令全開っていうか、完全に蚊帳の外っていう感じで(^^;。後で菜々ちゃんのことを聞かされて「ええーっ?!」って、茫然自失してる絵しか浮かばない(笑)。試合には勝ったのに、描写ないし。でもまぁ、今後、菜々ちゃんから勝負申し込まれちゃったりして、面白そうな展開も期待できます。菜々ちゃんの前髪ヘアバンドで上げて「わぁ、ぷち江利子さまだ…」とかいって喜ぶ→由乃におしおきされる。 祥子さま やっぱり、どうも全て分かった上で、お膳立てしてるっぽい。瞳子ちゃんはもちろん、祐巳にも「早く気付きなさい」って言ってる気がしてなりません。今回、祥子さまは完全に蓉子さまポジションでした。 祐巳 ニブすぎるぞい!のひと言。うーん…可南子ちゃんとか笙子ちゃんとかのことになるとあれだけ鋭い一面を見せるのに、なんで瞳子ちゃんの気持ちがわからんかなぁ。物語の構成からすると仕方ないのかもしれませんが、学園祭であれだけいい雰囲気になってたのに、まだ気付かないか、この嬢ちゃんは。まあ、ラストで祥子さまが語っていたとおり、このあと「大好き」で「必要な存在」っていうことに気付いてくれるんなら、いいんですけどね。気分はまさに「逆レイニー止め」。 瞳子と乃梨子(&志摩子さん) 今回、瞳子がらみではこれが全てといっていいでしょう。50~51Pと105~106Pはもう、乃梨子ってなんていい子なんだろう!と。乃梨子、ぐっどだよ、ぐぅーっど!すごい友情だよ、うんうん(T-T)。祐巳&由乃に勝るとも劣らない素敵友情パワーを見せてもらいました。そして、極めつけは80P。「祐巳さまは、瞳子じゃなくてもいいと思う」、「でも、瞳子は」…これですよ、これ!まさに私が言いたかったのはここ!そうなんですよ、祐巳は(現時点では)ともかく、瞳子ちゃんには、すでに祐巳以外にあり得ない。それなのに「祐巳の妹になるのは、紅薔薇さま狙い」なんて陰口をたたかれて、どんな思いなんだろうと。過去のことでは、十分自分を責めているはずなのに。その気持ちが痛いほどわかる乃梨子、自分が感情的になっちゃいけないと、ため込んで…志摩子さんの前で吐露してしまう。そして、そんな乃梨子を気遣う志摩子さん…この素敵姉妹めっ!(笑) 実は今回一番イチャイチャしてましたな、白薔薇さんところは。志摩子さんは縁の下の力持ちなんだけど、それ故に要所での存在感は抜群でした。ああ…「乃梨子さん」って言ったときの瞳子の顔が見てみたいっ!!見てみたいったら見てみたい。 まとめ… どうやら終わりが見えてきたような気がします。菜々ちゃんが中等部ということで、逆に祐巳たち三年時はやらないんだろうなって気がします。むろん、由乃さんと菜々ちゃんの交流は今後描かれるにしても。残るポイントは、ようやっと祐巳と瞳子の行く先、そして祥子さまの卒業…ってところですかね。正直、パラソルからこっち、ダラダラきてたんで、やっと話が進んだという感じです。あと、祐巳と瞳子の姉妹成立後のイチャイチャは、何があっても書いてください、今野先生。世にも恥ずかしいバカップルぶりを、めちゃくちゃ楽しみにしてるんで(笑)。 というわけで、新刊ネタバレ4コマ2本です。 2005/04/02 第451回 (みゃあ) かくせいいでん 2005/04/02 第452回 (みゃあ) 大好き同士
|