アニメ第2期マリア様がみてる〜春〜の感想をつれづれと綴るコーナーです。毎週月曜辺りに更新予定ですが、忙しいとずるずる遅れます(^^;。今回は、割と短めに…。おまけで4コマもつけてみます。

 

 

第三話「いと忙し日日」感想

はじめに… 「いとしき歳月」は一番好きな巻なので、どうしても評価が辛くなります。ご勘弁を(^^;。

出来は まあまあ満足といったところでしょうか。前半に関しては十分及第点。特に、お別れ会の日程を各薔薇さまと電話で話すところは文句なしのデキでした。あと、祐巳イメージでのリンゴ握りつぶし令さまと、一人で歌って踊る祥子さまが超らぶりー(笑)。ご本人たちが声を当ててるだけあって、おかしくておかしくて(笑)。

後半は…。というか、どうもオチをわざわざつまらなくしてる気がする。今回は祐巳登場から安来節までのスピードが大事なのに、のうのうと聖さまに解説を入れさせる。逆に、前回はプロポーズに対する山辺先生の答えまでの「間」が大事なのに、タメなしで言わせるし。うーむ…。時間をかけるべきところが、ちと間違ってる気が。祐巳が制服濡らして体操着で…なんて、丸々カットしても問題なかった気が。卒業式が間近だっていう雰囲気作りに使った方が有益だったのでは?美術部のエピソードとか、静さまのピアニカとか。

ついつい… OPの「背筋伸ばして〜♪」のところになると、よそ見していても画面を見てしまうのは、すでに末期症状でしょうかね(^^;。瞳子&乃梨子は釘宮さんに清水さんとのことですが、今のところ予想つかず。「エーデルワイスにネルロイドガール」と評した掲示板の某氏には、思い切り共感(笑)。あと、釘宮さんは十二国記の泰麒も好きですね。

祐麒が… やーっぱり、ちょっとイメージと違うんですよね。声ももちろん、性格が。なんか、軽いっていうか。思いっきり生真面目な「苦労人」のイメージがあるんですが、みなさんはいかが?祐巳を見守るスタンスみたいなのが、ちと違う気がする。

この期に及んでも… 祥子さまの性格描写については、もうあきらめましたが、祐巳の「お姉さま大好きっ」「お姉さま命!」っていう、ほとんど病気な祥子さま依存症が描けていないのはどうかなぁ…。倒れたあたりで、無理矢理モノローグで語らせるんじゃなく、もうちょっと行動の一つ一つに、「ああっ祥子さまっ」っていう感じがほしいところ。パラソル以後の祐巳としては正しいんでしょうけど、これからレイニーを控えている中で、このあたりの描写不足が不安要素です。

呼び方が… いくつか気になるところが…。こういう重箱の隅をつつくのもなんなんですが。志摩子さんが聖さまを「ロサ・ギガンティアに…」って言うのはおかしいんじゃ。あと、江利子さまが「志摩子ちゃん」っていうのはなぁ…。これはストーリーの根幹に関わる問題ですから。やはりちゃんと「志摩子」と呼んでほしいところ。

レアキャラが(笑) 桂さんと山村先生…あと、静さまも出てたかな?それにしても、新聞部は待遇悪いなぁ。

次回は… 聖さま最大の見せ場といってもいい、アレの回ですね。ホットいちごミルクもあるっぽいですが。

 

 

フライング

 

「ごきげんよう、瞳子さん」

 

朝の教室。

振り向くと、無垢な子羊の笑顔で、美幸さんが立っていた。

「ごきげんよう、美幸さん」

瞳子は極上の笑みを返す。

 

 

「ごきげんよう、瞳子さん!」

 

中等部の夏服の群れから、また一匹の子羊が飛び出した。

ぴょこん、と跳ねるように側にやってきた友人に、瞳子は小さく首を傾げて、あいさつを返す。

「ごきげんよう、敦子さん。朝からとてもご機嫌がよろしいのね」

 

 

「ごきげんよう、瞳子ちゃん!」

 

二つのお下げをふりふり揺らしながら、その方はやってきた。

ついでに、見えないしっぽもぶんぶか揺れる。

「ごきげんよ………?」

 

 

「…って、何してらっしゃるんですか?!

「え?なかなか出番がないから、呼びに来たの」

ふりふり。

「ここは中等部です!初対面すら果たしていないのに、当然のように名前を呼ばないでくださいっ!」

「え〜(不満げ)」

 

だって、早く見たいんだもの(笑)。

2004.07.23

 

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