*この作品は、第218回「蔦子の受難」の続編です。*

波乱の薔薇さま

 

「去年みたいな宝探しをやるのはいいわよ。
 何で景品が私たちの寝顔写真なのよ!?」

「1年生ほぼ全員と2,3年生の相当数の署名よ。
 無視できる?」

真美さんが分厚い紙の束を見せる。

表紙には「宝探し開催嘆願書」とあった。

「一応、学園には話を通してあるわ。
 後は山百合会の承認だけ。」

 

 

「だからって!」

「まぁいいじゃない。」

なおも反論しようとする由乃の肩に手を置く令さま。

「写真は私が絶対に手に入れる。
 問題はないわよ。」

令さまは燃えていた。

刃向かう者は斬り捨てると言わんばかりに。

 

 

「・・・令ちゃん。
 見つけられなかったら、写真の代わりにロザリオ渡すからね。」

「決まりね、祐巳。
 私も楽しませてもらうわ。」

「お姉さまに見つけて頂けるのなら。」

正直恥ずかしいが、祥子さまに渡るのならばいいだろう。

瞳キラキラ尻尾フリフリで答える祐巳。

(ごめんなさい、祐巳。
 認めないと壁の特大写真を祐巳にバラすって瞳子ちゃんに脅されたのよ。)

(落とした写真、取り戻す・・・!)

「では詳細と白薔薇のつぼみの景品は、後で話し合うということで。」

 

 

数々の思いを秘めて迎えた宝探し当日。

そこで参加希望の生徒全員が信じられないものを見た。

「後輩の子たちに署名をお願いしてよかったわ。」

「こういう面白いことは私に話を通してくれないと。」

「二人とも。
 速攻を仕掛けて一気に奪取するよ。」

行動しやすいジーパン姿もかっこいい先代薔薇さま方。

既に三人とも臨戦態勢を整えている。

「卒業したお姉さま方が何で揃ってここに居るんですか!?」

祥子さまの叫び声がこだました。

 

(みゃあ)白薔薇姉妹はどうなっているのか(笑)

2004.04.14

 

爆笑! くすりっ もえ〜 じんわり つまんない

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