第一話「波乱の姉妹宣言」感想
いよいよ始まりました。 アニメ化ということで期待3、不安7くらいの割合で視聴いたしました。ちなみに、私が小説が原作で手放しで褒める作品は「銀河英雄伝説」、「十二国記」などです。要するに、割と「原作忠実派」なんでしょうかね。
初見 とにかく最初見て感じたままを。
祐巳 タイを直されるところ、妹にすると言われたところ、百面相してるよと言われたところ、あらあなたまだいたのと言われたところ。どれも、反応が薄いかな…と感じました。イメージでは、「祥子さま、あわわわ」「薔薇さま、雲の上の方々、あわわわわわわっ」というのが強いので、もっとはわはわした感じがあってほしかったなと。祥子さまがらみで冷静すぎるので、「憧れのお姉さまっ」という感じが今ひとつ。声はさほど違和感なかったです。絵は文句なし。祐巳は場面によってはもっと崩しても良いかなと。その辺で薔薇さま方との対比になるし。
祥子さま 落ち着きすぎだぁ(^^;)。こんなん祥子さまちゃうで(笑)。もっと!もっとヒステリーを!…という感じで、もの凄いお嬢様っぷりでした。なので、「祥子の本性見て…」のくだりがイマイチ実感できないかも。祐巳から見た「イメージの格差」というのが感じられない点では、次回以降に期待。絵はこれまたえこひいきなんじゃないかと思う力の入りっぷりでした。声はもっとヒステリックにお願いします(笑)。「お黙りなさい!」は良かったです(^^)。
蓉子さま 予想通りにして想像以上。この方の存在で、画面もストーリーもピシッと締まってました。素晴らしい薔薇さまっぷり。演技はもちろん文句なし。篠原恵美さん最高。最もリリアンの雰囲気に似合っていらっしゃいましたわ。
由乃さん 出番少なし。今のところ、大人しくしてます(笑)。ただ、見た目「病弱」で「守ってあげたい」っていう感じじゃないよーな(^^;)。元々、一巻では出番少ないですし。みんなが立っているところでも、座ったままとか、さりげなく令さまが肩に手をかけていたりと、細かい演出が良かったです。
令さま 動いているところはキャラ紹介より数段良かったです。こりゃ、他の女子生徒たまりませんわ。しかし、これで由乃の尻に敷かれていると思うと…(笑)。やっぱり出番少なし。ただ、今後、ダンスシーン等、見せ場ありありなので大期待。
江利子さま 原作だと一巻目はキャラが確定していない黄薔薇さまですが、アニメでは「でこちんにカチューシャ」という小道具が絵として出ているため、非常にキャラ立ってます。事実上、蓉子さまとツートップという感じで、受け答えも滑らかに。お美しいです。声は可もなく不可もなく。
志摩子さん ちょっとクールすぎるような…。見た目は、一人だけ別次元の美しさを誇っております。まさにフランス人形。初期の絵のイメージが強いので、もう少し気さくな感じがセリフにほしかったです。薔薇の館の前で立ち往生する祐巳と蔦子さんを誘い入れるあたりとか。声は一番違和感あったかな。ちょっとたどたどしい感じ。
聖さま スタッフの愛を感じます(笑)。っていうか、ひいきしすぎやろ!(^^;)。原作一巻では、まだ本性現しきらない聖さまですが、アニメでは「ニカッ」とか笑ったり、もうツボつきすぎ。早く祐巳ちゃんにセクハラ攻撃してください(オイ)。心配だった声も全然違和感なく。お上手でした。お気楽軽薄…でも、底にたゆたう暗い部分も期待できる声でした。蓉子さまとの掛け合いがほとんどないのが残念。もっと見たい…。
蔦子さん 素晴らしい。っていうか、祐巳が食われてる食われてる(^^;)。第一話の中では、桂さんに次いでフツーっぽいキャラとして、場を作ってました。っていうか、お美しいですよ?蔦子さん好きの血が騒ぎますよ?しかし、アニメにすると、ひときわ「カメラ」は目立ちますな(笑)。
演出。 OP、ED、音楽はまったく文句なしの出来。よくぞ、ここまで思い切ってくれましたという、徹底したマリみてテイストが素晴らしい。「マリア様のこころ」で締めるあたりも、心憎い演出でした。美術も素晴らしく、どことなく非現実的なリリアン女学園の雰囲気を見事に醸し出していました。
お話全体。 見たまんまの感想が「総集編」(^^;)。かなり駆け足なうえ、場面の順序が入れ替わるので、忙しい。一見さんお断り…と言わんばかりに、登場人物に専門用語のオンパレード。原作読んでない人には、なんだかさっぱり分からなかったのでは?正直、一話目は祥子さまのスール宣言までで、祐巳が驚いて引き…くらいでもっと祐巳の祥子さまに対する憧れの部分を丁寧に描写してほしかったところ。薔薇さま方が、雲の上の人たち…という感じが希薄なのも残念。っいうか、みんなお美しいので、画面がゴージャス!ゴージャス!ただ、一話目として雰囲気はバッチリ出ていたと思います。「マリア様がみてる」一巻の持つ、ハイソで美しく、お上品で、閉鎖的で、ちょっと妖しげなあの何とも言えない空間を見事に創り出していました。とりあえず、キャラクターの心情やその周辺(特に祐巳と祥子さま)は次回以降に期待ということで、初回としては色々ツッコミたいところはあるものの、アニメ化としてはおおむね満足な出来でした。お話は原作に忠実でしたしね。このペースだと、5話くらいで一巻分は消化されそうかな…?とすると、どの辺に落としどころをもってくるつもりなのか。個人的にはもちろん、いとしき歳月までやってほしい…いやいや、さらに新一年生まで出してほしいところですが、さすがにそれは無理か(^^;)。ともあれ、先が楽しみなアニメであります。まったりと見ていきたいと思います。
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